お口の状態を「劇的に変える」オールオン4とは?
オールオン4(All-on-4)とは、総入れ歯の方、歯がボロボロの方、ほとんど歯がない方が対象となります。片あごに4本のインプラントを埋め込み、固定式の歯を装着することで、オペ当日に見た目と噛む機能を回復させる治療法です。歯の本数分のインプラントは必要ないため、通常よりも経済的で、身体的負担が少なくすみます。
これがオールオン4(All-on-4)の一般的な説明です。
実は、総入れ歯の方や、歯がボロボロの方、歯がほとんどない方にとっては、とても「画期的な治療法」になります。その理由をオールオン4(All-on-4)の特徴と交えながらご説明します。
■特徴1:「オペ当日」にお口全体がキレイになる/しっかり噛める
オールオン4(All-on-4)の一番の特徴は「オペ当日に噛める歯が手に入る」ことです。歯を失った際の治療法はいくつかありますが、基本的に治療日当日にすぐ噛めるようになることはありません。
オールオン4(All-on-4)を選択される方は、長年、「しっかり噛めない」「噛むと痛い」「あまり噛む必要のない食事を選択していた」方が多いので、その日から「噛める」というのはとてもメリットが大きい治療法になります。
■特徴2:オペは1回。「4本のインプラント」だけで済む
オールオン4(All-on-4)は、方顎4本のインプラントで歯の部分(上部構造)を支えます。この「4本」というのがポイントになります。
通常のインプラント治療をする場合、歯を失った本数分のインプラントを埋入しますので、長い治療期間、高い治療費、複数回にわたるオペ時の精神的/肉体的負担が生じます。
しかし、オールオン4(All-on-4)の場合は、オペは「1回のみ」。そして4本のインプラントで済みますので治療期間/治療費を大幅に抑えることができます。
以下、オールオン4(All-on-4)と通常のインプラント治療の比較になります。
インプラント |
オールオン |
|
---|---|---|
埋入本数 |
14本 |
4本 |
治療期間 |
数年 |
3か月~6か月 |
歯がない期間 |
ある |
ない |
オペ回数 |
複数回 |
1回のみ |
■特徴3:「治療費」を必要最小限に抑えられる
ボロボロの歯の治療を行う場合、インプラント、矯正、歯周外科、審美セラミック治療等、様々な治療法を駆使する「総合治療」が必要になります。そのため、どうしても治療費が高額になり、治療期間も数年に及びます。しかし、オールオン4(All-on-4)は「ボロボロの歯を改善させる1つの治療パッケージ」のようなものなので、様々な治療法を駆使する必要はなくなります。そのため、通常の総合治療と比較し、治療費や治療期間も大幅に少なくすることができます。
総合歯科治療 |
オールオン4(All-on-4) |
|
---|---|---|
治療期間 |
数年 |
3か月~6か月 |
歯がない期間 |
ある |
ない |
治療費 |
400万円以上かかることが多い |
198万円~(税別) |
肉体的負担 |
非常に大きい |
1回のオペのみ |
精神的負担 |
非常に大きい |
1回のオペのみ |